Chromium はGoogleアカウント内のブックマークなどとの同期機能が廃止されるとの記事を目にした。

これは、Edge のLinux進出へのGoogle側Chrome の応酬策のようにも勘ぐられる。



Linux ディストリビューションではFirefox のプレインが多いが、あえてChromium を追加インストールして使っている人もこれまた多い。
Linuxユーザーはオープンソースを使いたがるので、Chrome でなくChromium の方をだ。
ソフトストアにラインナップされているのでインストール作業は簡単、そっちのほうが本当の理由だったのかもしれない。
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オープンソース純血でないChrome だとWindows のようにダウンロードしてのインストール。

でも、オープンソース純血のChromium でもGoogleアカウントと同期させてきたのであれば、はたして純血Chromium を使う意味はあったのか?
それは、アクティビティ履歴とかのプライバシーはChrome を使うのとあまり違いはなかったのでは?
そう考えるとオープンソースのプライバシーへの厳格さニーズって、どこまであるのかと思ってしまう。

では、Chromium がGoogleアカウント内のブックマークなどとの同期機能が廃止されたら、Linuxユーザーにどういう風が吹くのか?
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①Google同期がなければ、オープンソース純血は妥協してChrome をインストールして使うわ(32bitは無い)
②Google同期がなければChromium版Edge がWindows版と同期できるようになれば、この際それ重視でEdge をインストールして使うわ
③オープンソース純血は妥協できない。やっぱりFirefox を使うわ
④ちょっと待てよ、Chromium ベースの他のブラウザはどうかしら?、Chrome よりプライバシーはまともらしい。
⑤無風、Linux Chromium で同期なんては実は使われていない?、または拡張機能での同期が主流?
Chromium 同期がなくても、Gmail などのGoogleサイトにはログインできるさ。(要 無効設定)
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⑥Google同期APIがなければ、「自由」の旗の元のグレーな部分が外れ、逆にChromium がLinux ディストリビューションでのプレインブラウザになる皮肉な風が吹く?

ただし、Chromium でも新たな眉唾因子の指摘あり。
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出典 https://vivaldi.com/ja/blog/no-google-vivaldi-users-will-not-get-floced/

同期の目的はモバイルにあり。
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スマホ版Chrome のユビキタスはどうしょうもないが、Linux で使うブラウザの風向きもスマホ版の出来が少しは作用するのではと思われてくる。