Linuxカーネルってあまり気にしないのだが、Ubuntu とLinux Mint でのバージョンの違いには目がついた。
Ubuntu 5.8とLinux Mint 5.4
Ubuntu 系ディストリビューションLTS版は、昔は長期サポート版Linuxカーネルのバージョンは上げずに、がんばってセキュリティパッチを充て続けることで、リリース時点のカーネルバージョン X.Y のままエンドオブライフを迎えていたらしい。
今はUbuntuデスクトップ版ではHWEカーネルという手法をとっていて、半年毎リリースの先進Ubuntuで採用された新しいバージョンのカーネルは、LTS版でも順次採用して X.Y を更新していくとのこと。パッチが面倒になったのかしら?
両者のスタート時点では確かに、
Ubuntu 20.04.0 LTSは、4月リリース時はカーネル 5.4 だった。
Linux Mint 20.0 も、6月リリース時は同じカーネル 5.4 だった。
時は過ぎ、
Ubuntu 20.04.1LTSを見ると、hweで既に(Ubuntu 20.10の)カーネル 5.8 に上がってきている。一方、Linux Mint 20.1 はカーネル 5.4 のまま。
その説明https://blog.linuxmint.com/?p=4077
32Bit の方はというと、
Linux Mint 19.3 32Bit (Ubuntu18.04LTSベース)は、今でもhweでスタート 5.0 からカーネル 5.4 まで登ってきていた。
hwe-18.04のカーネル 5.4 とやら、Ubuntu 18.04LTSのことか?
ならば、サポートは2023年4月までと思っておいて良さそうだ。
カーネル 5.4 自体、オリジナルのLinux側の長期サポートリリース版とのこと。
Linux Mint ではカーネルの情報がGUIで分かりやすい。アップデートマネージャー内にこのメニューがある。
オリジナルのLinux側のエンドオブライフの見通し