Linuxディストリビューションによってはプレインされている Transmission 、
カーレースのゲームアプリかと思っていたら、ファイルを速攻でダウンロードするためのものとのこと。
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サーバーからダウンロードするのではなく、ファイルを持っている人々が少しずつおすそ分けしたファイルのパーツをダウンロードするというのだ。各パーツは自分のPCで自動で合成される。
また、自分も別の誰かにおすそ分け返しのパーツをアップロードするようだ。
プラスマイナスでもダウンロード時間は結果早く終わるとのこと。
サーバー混雑時などダウンロードままならないとき逆に、世にそのファイルを保持している人が多いタイミングで利用するのが効果的らしい。
もうすぐ2年越しのubuntu LTS版がリリース予定だ。そういう時勢で使うものなのだろう。
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キーワード、P2P、peer-to-peer、ファイル共有、 BitTorrent と聞くと連想するのは、
ウィルス拡散、乗っ取り、漏洩、著作権侵害、ISPから警告、などいい印象はない。

ところが、UbuntuでもMintでもTorrentファイルでのOSダウンロードの方法が公式に提示されており、
それを扱うTransmission もプレインされている。mainリポジトリなのでCanonical社のサポートある由緒正しきアプリケーションだ。それ自体は悪戯なものではない。
流通されるLinuxディストリビューション自体も配布フリーのしろものだ。
だから、サーバーに過激集中されるより、Torrent を使ってほしいとの本音思惑もあるだろうに。
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現在の世界的混乱時にubuntu 20.04LTSが予定どおりリリースされるかは怪しいが、祭りに際しては知見広げるべくTransmission とやら試してみるか。beta版を見るとサイズもとうとう2.5GBを超えてきたが、サーバーからダウンロードとTorrent はどちらがこの情勢で世にやさしいのだろう?
それとも、もし安定版が予定どおりリリースされても世界的帯域節約の協力のため不要不急のこれは自粛すべきか?(そんなこと言ったらストリーミングなんてすべて不要不急だが...)

Transmission初回起動時の注意は気後れさせてくれはする。
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Ubuntu を日本でダウンロード、または日本からアップロードされる場合、何か問題はあるのか?
まあ、Ubuntu Japanese Team のホームページでTorrentファイルを配っているぐらいなので、大丈夫だとは思うが。別のディストリビューションで問題がでるものはあるのか?
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使うならやっぱりささやかなセキュリティ、ファイアーウォールはオンであることを確認だな。
これでTorrent が機能しないのならそれまでだ。
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ダウンロードが完了したら、これこそチェックサムの正当性の確認は必須なのだろう。


Windows Updateの配信の最適化、これも仕組みは同じか?
Windowsは有償OSだからLinuxのような初期配布のTorrent はありえないとして、アップデートでは似た仕組みを使っているようだ。

Windowsのトレント