ゲームの話ではない。リフレッシュレートの設定の件でもない。
コンポジット型ウィンドウマネージャとやらの垂直同期の話。

古いノートPCなので、内蔵GPUとモニターの諸元は古事記である。
しからば、Linux Mint Cinnamon の垂直同期をオフにしてみた。

システム設定ー一般、にある垂直同期方式を「Presentation Time」 から「なし」に。
ここはデスクトップ環境Cinnamon のウィンドウマネージャ、Muffinを設定する場所のようだ。
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垂直同期オンはGPUとモニターのコマ数を合わせる。言わばGPU抑制のオン。
オフはそれを無視してGPUに限界性能を出させる。
オンとするかオフとするかは、そのHW性能の組み合わせ次第で決めればいいとのこと。
  • GPUコマ数 > モニターコマ数 ・・・垂直同期オンに?
  • GPUコマ数 < モニターコマ数 ・・・垂直同期オフに?
ゲームをやるわけではないが、
画面描画が乱れないで、かつデスクトップ操作の反応性が俊敏な方を選ぶ。

試行錯誤の結果、私のノートPCではオフの方が正解だった。
今までのデフォルト「Presentation Time」では、GPUの出すコマ数がモニターリフレッシュレートにまで達していたのか疑問になってきた。
弊害(テアリング)のテスト。

今までのオンでは、スタッタリング(短いフリーズ)気味でモッサリだったのかもしれない。
オフにしてもテアリング(画面割れ)は発生していない。
オフによってGPUを存分に使うので、ファンの回りは活発になったが、体感の俊敏さを優先することにする。Cinnamon で異次元の驚速、気のせいかマウスカーソルの素早い移動で軌道を見失うことも無くなった。まるでHWリフレッシュレートが上がったようなクリアなデスクトップ操作。
これなら軽量デスクトップ環境を探し求める必要もない。

こういう電源が関係する個別設定はWindows やUbuntu 21.10以降はカオスでやりずらい。
いろいろな分野をまとめて「省電力」「バランス」「高パフォーマンス」などと総合になるからだ。
そもそも垂直同期のオンオフを個別設定する場所がわからないし、総合設定との連携関係も不明。
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Windows ではゲームモードのデフォルト オンも怪しい。
これは垂直同期をオンにしているかもしれないので、ゲームモードはオフにしてみて観察中。
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こちらでお知恵授かった。