Linux Mint 20.2 がベータ版で公開中だ。


日頃の恩返しのつもりでベータ版のテストに参加してみる。「テストに参加」と言っても通常どおりインストールして使ってみて、気づきがあれば開発元に事例報告するだけ。

報告はGitHub 上で行う。この20.2-betaのバグ報告用リポジトリは、安定版がリリースされたら閉鎖されるそうだ。上のリンクもそのうち外れるだろう。
でも、GitHub のユーザーであれば、誰でも報告できるオープンさ。英語の下手はハートとスクショでカバーだ。
せめて、以前にGitHub には慣れておいて良かった。


私が報告したささやかな事3点
①プレインストールされるFirefoxのスタートページ(Linux MintのURL)が、もちろんHttpsページは実在するのに、20.2ではHttpになっている。
②20.2で新搭載、ファイル名一括変更ツールのポップアップヒントが、出たり出なかったり不安定
③機能改善、アップデートマネージャーの項目名の「Blacklist」は「Blocklist」に変更しておいた方が良いのでは?との提案 (Linuxカーネルでの「master/slave」と「blacklist」禁止、トーバルズ氏が承認)

お返事
①へのお返事は、あっさり「Fixed」。
直したよ、なのか、既知だったので既に直ってるよ、なのか?
1

②へのお返事は、「上流」の仕業っぽいので直しようがない、との白旗。
新機能の大事なヒントだから、ポップアップヒントではなく固定注釈にすればいいのにな。
3

③へのお返事は、「No politics please.」
しかも、他の人からも下げマークを2つも付けられた。
自分は良かれと思っても、私には何やら計り知れないデリケートな問題も横たわっていると察知するに至る。
2

オープンソースが受けるチェックの目というのはユーザーが多くなくては絵餅だが、Linux Mint は大勢のユーザーがいろいろなポイントを指摘しているのが分かる。
私は恩返しのつもりが、あまり役に立たなかったか?
特に③に至っては余計なお世話丸出しであったか?
Linux Mint の慣例では1ヶ月以内で本リリースされるが、今回は新機能盛り沢山なのでどうなるかしら?
相変わらず見た目はシャレてはいないが、仕組み内部の出来はディストリビューション孤高の感あり。
スマホOSより確かに軽いデスクトップOSだ。

後日追記
この20.2-betaのバグ報告用リポジトリが閉じられた。約3週間のオープンだった。
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