文字だけ文書やちょっとしたメモ、最近はオンラインのノートサービスを利用することが多くなった。
テキストエディター、メモ帳などでファイルとして保存しておくよりも利点もある。
また、ブラウザがあればデバイスやOS無関係でまとめておける。

OneNoteもいいが、Linuxではあえて世界の別の道に触れておきたい、と私はついメジャーではないものを選んでしまう。Standard Notesを使っている。SimpleNoteともまた違うもの。

アイコンとホームページがこのアプリを象徴している。画像がない。

OneNoteとは違い、文字のみで画像を貼ったりはできないノートだが、シンプルでプライバシーの保護に重点を置いているとのこと。
通信の暗号化はもちろん、サーバー側での保存もちゃんと暗号化しているそうだ。
類似のオンラインノートサービスはいろいろあるが、保存の暗号化をセールスポイントにしているところが気に入った。
オンラインサービスは使い切れない多機能より、単純で安全が私にはなにより。また、軽さ際立つ。
スマホブラウザの場合は、レイアウトがデスクトップ版のままなので、ここはアプリのほうが断然使いやすい
Screenshot from 2020-02-24 10-49-37
https通信はあくまでサーバー側との通信の暗号化であって、先方サーバー側での保存の暗号化は別のことだ(上図の真ん中)
保存の暗号化はよくEnd to End暗号化 などと言われるが、サーバー側では暗号化されて保存されていて、暗号化状態のまま自分のパソコンに届き、自分のパソコン側で自動で暗号化が解除され見えるようになっているとのこと。
逆に、自分のパソコンから送信して保存するときも、自動で暗号化されてから送信され、サーバー側に暗号化状態で保存されるのだろう。
もっとも、実際に暗号化されているかはサービス側の言い値で、目で確認できないところがこの手の話。

どのサービスも不正アクセスや乗っ取り対策は万全だと謳うが、セキュリティー関係のニュースには毎日のように新着案件が挙がってくる。サービス側のサーバーからの漏洩は他人事ではない。
オンラインノートでもうっかり個人情報を入力してしまうこともある。常用する私は漏らされても直リスクにならないものを使いたい。

参考記事

End to Endを謳うクラウドストレージサービス